細菌検査に「質量分析計」 千葉大病院が導入、全国初 時間短縮

千葉大学医学部付属病院(千葉市中央区)は、患者の細菌検査に「質量分析計」を使った手法を導入した。病原菌が特定されるまでの時間が1日短縮され、重い感染症患者に対し、効果的な投薬治療をいち早く開始できるようになる。新作MBTサンダル研究グループによると、臨床現場に同手法が導入されるのは全国で初めて。
 一般的な細菌検査は、患者の痰(たん)や便、血液などの検体を採取した後、菌の培養に1日、さらに検査装置に掛けて結果が出るまでに12〜24時間かかり、合計2〜3日を要していた。人気 バッグ質量分析計を使用する方法では、培養後約10分で結果が分かり、検体を採取した翌日には病原菌が判明。1検体につき試薬代数千円がかかる検査費用も、新手法では5分の1ほどに削減できるという。ロレックス 時計
 千葉大病院は約2年前から、細菌が持つタンパク質を質量分析計で網羅的に解析し、データベース化する作業を進めていた。これと外部のデータベースの情報を合わせ、約300種類の病原菌をカバー。ロレックス 腕時計検体を質量分析計で解析すると、データベースと照合して即座に菌種が分かる仕組みを構築した。現在は検体の3〜5割で試験的に運用しており、数年以内の全面導入を目指している。IWC時計